2014年12月8日月曜日

第36回 ISKF 国松空連空手全米大会 #6.絶対王者の敗退

18-44歳女子、個人組手予選の動画。絶対王者・ヨーコちゃんがまさかの予選敗退!!



10時に会場がオープンし、見物人やらが入って来た。
私達は開会式に出るため、バックステージに集合だ。ここでもマウンテンステイツは賑やかでウルサイ!でもいい事だにゃん。
開会式はアメリカの国歌と日本の国歌演奏があり、厳かに終了した。

続いてデモンストレーション。
岡崎浩慈先生と、道場メイトであり、マウンテンステイツのコーチでもあるリュウさんだ。迫力ある演武に拍手喝采!
無事演武が終わり、やっと肩の荷が下りたと
空から見たグレイシャー Glacier 氷河
 

リュウさんは言っていた。浩慈先生の蹴りがモロに頭に入り、くらくらしちゃったよ、とも。
選手を含め、会場中の目を釘付けにした演武。相方であるリュウさんが私たちのコーチについているのは、きっとみんなの自信とプライドにつながったに違いない。

実際、マウンテンステイツのみんなはかなり頑張ったのだ!
女子団体組手では予選で優勝候補筆頭のノースセントラルと当った。このチームは組手の女王ヨーコちゃん全米チーム常連のケリー、一昨年2位になったマイヤと、そうそうたるメンバーで出て来た。
しかし我がチームの1番手で出たヨーロピアン組手を得意とするマイダ(彼女はボスニア人)が爆発し、ケリーを撃破する大金星を挙げた。これは全く迫力勝ちと言ってもいい程で、気迫パワーでねじ伏せた感じ。見ていて感動モンだった!ケリーは個人戦で組手初優勝したので、調子は良かったはずだ。
1-1で迎えた第3戦、キャプテンのレイチェルが技有を守りきり、まさかホントに勝っちゃったよ!?で決勝進出、準
アラスカは道路がない場所も多いので、
自家用飛行機の所有率が高い。

優勝になった。
やったね凄いジャン!!

そして男子団体形。
ベテラン(といっても30ちょい)のブライアンと18歳のイジー、19歳のディエゴの若手で構成した。この二人は団体形は初めてだ。練習を見た限りでは合格点には程遠く、まあ今後の経験の為にいいんじゃない?程度だったのだ。
それが!!
決勝のステージでは3人バッチリシンクロされていて、まるで違うチームになっていた。一体どうしちゃったの??と嬉しい誤算。でもこれが若いって事なんだろうな。昨日と今日ではビックリするほど進歩する。少しの自信でガラッと変わる。花道みたいだよね?
矢口先生に電話して結果報告したとき、『男子団体形で2位になりました。』と言ったら『え?何だって?一体何があったんだ?ホントか!!??』と大層びっくりそしてとても喜んでいました。

 また一方では、組手で絶対王者を誇っていたヨーコちゃんがまさかの予選敗退の波乱があった。再試合をものにして勝ったのは、一昨年のマスターキャンプで形で当たったガビーだった。あの時彼女はまだ17歳、男の子みたいだったけど最近めっきり大人っぽくなり、去年と今年マスターキャンプの形で優勝した。彼女はジュニア時代から有名で、形では一目置かれていたけど、組手もこんなに強いとは知らなかった。大したもんだ。
10代パワーはスゴイっすよ。

To be continued.......

☆   第36回 ISKF 国松空連空手全米大会、その他のエピソードはこちら!#1.速報#2.ウルサイ仲間たち#3.何で彼女が...?#4.仲良く決勝へ#5.スタンスが全て#6.絶対王者の敗退#7.V5達成!プライドと自信#8.基本はひとり

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