2013年7月12日金曜日

『忘れる』ことの大切さ

猫パンチの練習中ニャ
お馴染みLANのニュースレターで、名選手の資質として『記憶力の悪さ』があげられる、という興味深い文章があった。
 
抜粋はこうです。
***かつてスーパーボールを三回制したダラス・カウボーイズの名クォーターバック、トロイ・エイクマン。 この人のインタビューで「名クォーターバックになれる資質を一つ挙げるとすると何ですか?」と問われたときのトロイ氏の回答が非常な名言です。
「記憶力の悪さ」 ***

これを読んだ時、なるほど、と思った。
反省する、という事はある意味日本人の美徳でもありとても大切な事なのだが、時と場合による。
特に試合中に反省してる暇なんかない。
さっさと忘れてこれからの事に集中すべきなのだ。

ISKF世界大会で予選が終わった時、矢口先生が選手を集めて言った言葉は、『今日負けた人はさっさと忘れて明日に備えろ。』だった。
㊟ 予選で個人戦で負けても団体に出る人もいるし、その逆もある。形で負けても組手があるとか、予選で1位通過できなくても決勝ラウンドには行けるし、結果、『負け』ても決勝進出っていうパターンはあるのです。

遊んでほしいニョ
先生に『選手に話があるから通訳してくれ。』と呼ばれたとき、きっとお小言だろうな........と思った。そして『忘れろ。』と日本語で言われた時ハッと我に返り、感動してうるうるしてしまった。そしてそのまま直訳した。

『忘れろ。』と言われたとき選手たちは一斉に『え?忘れちゃっていいワケ?』という表情をした。そしてすぐ自分たちが今何をするべきなのか悟り、ほっとした表情になり目が輝いた。

『頼むから、どうしてですかー、なんてダサい質問しないで~。』と思っていたら彼らは瞬時に理解してくれた。
さすがですね、彼らは一流のアスリートです。
そして先生は超を超えた指導者です。たった一言で雰囲気をガラッと変えてしまった。

きっと選手たちも注意されるんじゃないか........とナーバスになっていたと思う。でもさらっと『忘れろ』と言われたことで肩の荷が下り、自信を取り戻したのが見ていてよく分かった。

今日はごちそうニャ。
試合に限らずどんな時でも、ネガティブな思考に振り回される事ほど無駄なことはない。
自分でよくやる後悔するパターンは、例えば得意形の抜塞小。
第一挙動は思い切り良く前に跳びこむのだが、タイミングやらバランスやらで結構難しい。

この挙動の出来具合を過去の練習から『ばっちり』、『許せる範囲』、『ダメ』、の3段階に分けるとして、『ばっちり』と『許せる範囲』、所謂いいイメージは圧倒的に『ダメ』、より多いはずなのだ。
でも現場で出てしまうのは『ダメ』のイメージ。結果、試合の緊張やらなんやらの上に、自分で作り上げた『ダメ』のイメージがのしかかって結構な重圧になってしまうのだ。大きな黒い岩が頭上に不安定にのっかてる感じ。

これじゃあ上手くいくはずがない。
自分で作り上げた想像上のモンスターに喰われてしまって、今までの練習をむざむざ無駄にしてしまっている。

それではどうしたらいいワケ??

完全に記憶を消去することは不可能。
スイッチを切り替える訓練をする事だ。

だってまた、『忘れなくちゃいけないのに忘れられない。』って新たな悩みを抱えそうだから、オンとオフを都合良く使い分けるのだ。
『今は時間がないからとりあえずこの事はオフにしといて、後でじっくり考えよう。』と決めれば、失敗しちゃった、という後ろめたさからも解放されるはず。
そして、こうして訓練していけば、意識しなくても瞬時にスイッチを切り替えられる様になるのだ。

まぁ~、試合なんて人生の中ではほんの一瞬。人ひとり生きてれば、とても忘れられない様な辛い経験の一つや二つはある。
時間が経って少し落ち着いたら、忘れたいけど忘れられそうもない事を箱の中に入れてしっかりと鍵をかけ、胸の奥~~の方にしまっておく。すると、気分が軽くなって回りが見えてくると思う。

自分の気持ちをコントロールできるのは自分だけ。
自分の人生の主役は他ならぬ自分自身。
過去は変えられないけど未来は作れる。
どういう未来にするかは自分次第です。

『過去は自ら破壊する。転機は自ら作る。』 BY 邱 永漢


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