2013年3月12日火曜日

ISKFマウンテン地区春トーナメント2013☆勝つ考は持つな負けぬ考は必要

2011全米大会 
男子団体形 観空小
今年で出場5回目の春トーナメント、今のところ全勝しているので今年もぜひ勝ちたい。世界チャンプとしてのプライドもあるし。

ミスしないで練習通りにできれば、たぶん形は大丈夫。でも勝ち方が問題。
組手はなー、やってみなけりゃわかんないね........というのが試合前の心境。

矢口先生が一週間ぶりに出稽古から帰って来られ、久しぶりに先生に稽古をつけて頂いた。
いつもなんだけど、先生の前だと緊張する私。
この日も、何故か上手く体が動かず頭真っ白状態。ごく基本のコンビネーションなのに全く混乱してしまった。
「一週間いない間になんだそれは?!」と怒られる始末。(-_-;)
今週末試合だってのに、コイツ大丈夫か?と絶対思われたに違いありません。
2012 ISKF世界大会より 
雲手

そして、負ける訳にはいかないよなー、と悶々としてる私に追い討ちをかけるように、『0.3点以上差をつけて勝たないとな、みんなに見せてやれ!』と具体的な御達しが出てしまった。
それは自分でも密かに目標としていた事。でも自分だけで思っているのと、人からズバッと言われるのとは雲泥の差。

点数を気にせざるを得なくなった。
2012マスターキャンプ
どういう意味の0.3点差かわからないが、私は審判一人当たりの差が0.3点、すなわち競技者Aに対して一人の審判が6.0を出したら、私は6.3以上のスコアを出さなければ.......と解釈した。

OK、6.3以上もぎ取るのはもともと目標にしていたので、よし、やったろうジャン!

さて試合当日、形が始まった。
競技者Aは5.9と6.0。よしよし。
そして競技者Bが、全員6.2という結構なスコアを出してしまった。
げ?ということは6.5出さなきゃいけないって事?それはちょっときついなぁ。
動揺する私。

でももう出番。集中集中!
硬くなってしまった。出来は世界大会が100としたら68点、ってとこ。
スコアは6.3が3人、6.4が2人。
むむむむむ...........勝ったけどちょっと悔しいな。

先生に報告に行く。
「どうだった?」
「彼女が全員6.2で、私は6.3が3人、6.4が2人でした。意識して硬くなってしまいました。」
「だからね、それじゃだめなんだよ。」

ここで目が覚めた。
何点以上、と目標にするのは悪い事ではないが、自分の力を出し切ったら結果は後からついてくる。勝とうとするあまり自分で自分を縛り付けるのは本末転倒だ。

松涛二十訓第12条
『勝つ考は持つな負けぬ考は必要』

勝ちたい、というのは人間の自然な欲望(エゴ)であるがバランスを崩す(緊張したりミスをしたり)原因ともなる。
その代わり『負けない心得』を持ち、結果に囚われない。ベストを尽くすことだけを考え、自然に身を任せると『空』の心境になる。
これぞ武道の極意なのである。
...........まだまだ未熟です。空.....究極の目標だなこりゃ。

To be continued.....

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