一般女子組手の動画
礼儀は技術より大切です。
実は試合前、連日の猛稽古？？で脚がとても疲れていて、何だか安定が悪かった。
矢口先生に、「明日（金曜日）はゆっくり休め。」とアドバイスを頂いたのだが、軽く練習しようと思っていた。
すると、思いっきり見透かされていて、先生がみんなの前で、「PICOは土曜日は試合だからな、明日のチームトレーニングは出ないから、よろしくな。」と宣言したのです。
こんなの初めて、びっくりしました。
練習しちゃいけない命令が出るなんて、初体験～～～。
おとなしく言う事を聞いて、金曜日はずっと家にいて、とにかく休養をとった。
そして土曜日。
何だか体が軽い。
ウォームアップをすると、面白いように体が切れる。
「おッ！今日は調子いいぞ！！」
ちょっとうれしくなる。イケるイケる！！(^^♪
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| 先輩のジェフと仲良く金メダル！ |
ここで少し説明です。
私が所属している国際松涛館空手連盟 International Shotokan Karate Federation (ISKF)と、FSKA Funakoshi Shotokan Karate Association 船越松涛館空手協会 は、同じ松涛館スタイルだが流派が違うので、やはり微妙に違う。
大会は2日間にわたって開催されたわけだが、ISKFの全米、世界大会は、1日目は形と組手の予選、2日目は決勝のみとなる。
だがFSKAは、1日目は形を決勝までやってしまい、2日目は組手のみのスケジュール。
エントリーのカテゴリーも、年齢性別、ランク別に分かれているのは同じだが、黒帯の部は、初段、弐段、参段以上に分かれていて、組手の場合はさらにライト級（男子は68キロ以下、女子は56キロ以下）、ミドル級（男子は69から80キロ、女子は57から68キロ）、ヘビー級（男子は81キロ以上、女子69キロ以上）となっている。
しかし、人数によっては一緒になる事もあり得る、という注意書き付き。
さて第1日目、形の日。
形の場合はフラッグシステムはなしで、得点ラウンドのみ。
しかも参加選手が1人から8人の場合は形を一回だけ、9人から16人の場合は違う形を1回ずつ2回、17人以上の場合は3回だが、1回目と3回目は同じ形をやってもいい、というルールだった。
だからどの形を最初にやるか、が悩むところなのだが、一体参加人数が何人なのか全く予想出来なかったし、コールされるまでわからなかった。
リングも体育館の床とマット、2種類あり、マットは滑りやすく床は少しべたつく。全然感触が違うので神経質になるところ。
集合がかかった時は『マットでやります』と言われていたのに、直前に床に変更され、気持の切り替えも結構大変。「え～～？うっそォ～～。」なんて言ってる暇はないのだ。
私は2番目だった。
集中を切らさないため他の人の形はあまり見ないのだが、それでも最初の人の演武はそれほど悪くなかったと思ったのに得点は低かった。
「あ～、結構渋いな、厳しく見られちゃうかも。」と覚悟を決めてリングに立つ。
8人以下のエントリーだったので形は一回だけ、文字通り一発勝負。
演武する形はいつもの『抜塞小』
トーナメントでもう何回やったかわからない。アガリはしないがやっぱり緊張する。
最初の出だしが勝負だ。
他流試合の場合、形のポイントはタイミングとリズム。
緩急のメリハリをつけ、手足一緒に技が出るように心がけ、無事に演武終了。
平均点7点の所、主審が7.7を出す快挙で最高得点を叩き出し、形で優勝！！
表彰式でメダルを胸にかけてもらった時、「素晴らしい形でした。おめでとう。」と主審の方が言って下さって、感激もひとしお！！
初めての世界大会で初優勝です。
先輩のジェフも見事金メダル、幸先の良いスタートを切ることが出来ました。
To be continued.........
☆第14回FSKA世界空手大会、その他のエピソード☆
①結果報告、
➁形で優勝、
③矢口先生現る、
④アルゼンチン選手との組手、⑤組手で3位、⑥国際大会
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