春季合宿 in PHOENIX ARIZONA 2012

アリゾナ州フェニックスに、春季合宿に行ってきました！

この合宿のいいところは、矢口先生がゲストインストラクターなので、先生のクラスがバッチリ毎日受けれる事！！

とにかく先生はお忙しく、毎週のように出稽古に行かれるので、直弟子なのに一ヶ月位お会いできない、何てこともざら。
だから毎日朝昼晩稽古をつけて頂けるなんて、デンバーの生徒としてもうれしい限りなのです。

ただし、先生のアシスタント（通訳）として行ったので、カラダを動かす事よりアタマをフル回転させなければならなかった。
時にはとっても必要ですが.......特にワタクシの場合........^_^;

クラスの最初に先生から、「こちらがアシスタントで通訳のPICOです。」と紹介されてしまった。うう、緊張する........
デンバーからは後二人、ベテランの先輩方が来たので、彼らも子供たちや色帯さんを特に見て回り、スムーズに稽古が進むように協力していた。

通訳をする時に特に注意してるのは、意訳をしないこと。
直訳を心がけている。


聞いてる方にとっては、言葉はわかっても意味が理解できない時もあるでしょうが、それも先生のお考えだと思う。生徒に考えさせるっていうか.........
「これじゃわかんないだろうなー。」と親切心をおこして『説明』してしまうと、それは私の意見であって先生のおっしゃった事ではない。


生徒の反応を見てあまり理解できてないようなら、先生は説明をつけられるので、余計な事は言わないようにしている。
クラスの時間は限られているので、だらだらとしゃべらない事が肝心。
そのかわり、もちろん質問があれがいつでも受けつけ、先生を交えて納得するまで話はする。

いつもは通訳だけなのだが、今年はデモンストレーションもやった。
連続技の練習の時は緊張しながらも何とかできたが、形『珍手』で、方向転換して技を出す動きがあり、ここの所で「ちょっとやって見せて。」と、いきなり振られた時は目の前が真っ白になった。

「あ、は、はい。」とみんなと同じ方を向いてやろうとしたら、「そっちじゃなく、こっち向きでやってみて。」と................

形をやったことがある方ならわかると思うが、形の途中から、しかも一緒にやっていたわけではなく説明だけしていて、初めての場所で、みんながやっていた方向から90度程ずらした角度から、方向転換する動きをするいきなりやって見せるって...........これはかなり難しいのです。

80人位の目が一斉にこっちに集中してるし。

でも、出来たんです！！！
間違えなかっただけではなく、先生が説明したかったポイント（ここでこう足を捌いてこう極める...）もきっちり出来たので、後で先生に褒められました！！

先輩方も、「デモンストレーション、とても良かったよ！特に形の時、あれは難しいよね。でもちゃんとできたからホント見直したよ！」と言って下さった。すっごくうれしかった。

きっとこれは、私に対する先生独特のテストだったんだと思います........

出来た本人が一番びっくりしたので、ちょっぴり自信になりました。
アリゾナ合宿の収穫です。



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