選手に集合がかけられ、入場行進、そして開会式だ。
まず、アメリカの国歌が演奏された。
その間、元軍人の先生方は、ピシッと敬礼していた。
いやぁ~~~~カッコ良かったよね~~~~~。惚れ惚れして見とれてました。
国家演奏が終わった後、敬礼していた手をピッとはずす動作なんか、目が ♡ になっちゃいましたよ!
続いて、君が代の演奏。
厳かだなー、この曲。
小さく口ずさんでいたら、いろんなことを思い出して涙が出そうになりました。
我らがチームキャプテン、ジョシュの力強い選手宣誓のあと、岡崎先生のお言葉があって、開会式は終了。
選手は退場し、デモンストレーションが始まった。
シニアの出番はデモのすぐ後なので、残念ながら見れません。
「大丈夫、大丈夫。」と自分に言い聞かせながらウォームアップをする。
「シニア男女はこちらに集まってください。入場します。」
選手と審判、リングサイドの両側に一列に並び、礼をかわす。
女子形、男子形、女子組手、男子組手の順で行われる。
私は2番目だった。
緊張はしているけど、あがってはいない。とにかく集中を高めていく。
「次、PICO、マウンテンステイツ!」
背筋を伸ばし胸を張り、まっすぐ前を見据えると、すっと視界が開けた。
7人の審判が私を見てる。
礼の後、「抜塞小!」と大きく、はっきり、形の名前を言う。
抜塞小の第1挙動は、瞬間的にパン!と出なければいけないので、タイミングが全て。形の出来の良し悪しは第1挙動にかかってるといってもいい。
すっと軽く息を吸う。
精神と、肉体と、着眼が一瞬ひとつになる。この瞬間を逃さないで、躊躇しないで、最小限の動作で大きく動く。
思い切りの良さは大切です。
第3挙動。
後屈立から逆回りしてすくい受け、下段払いで極める動作。
ここもまたタイミングとバランスが難しい。ちょっとでも前傾したり、引き手がゆるくなったらバランスを崩す。
実はこの時、ほんの少し、多分誰にもわからない位バランスがずれた。
悪い事に目の前に監査役が座っており、その直後、なにやらノートに書き留めていた。
「あ~あ、物言いがついたら言われちゃうんだろうな~。」なんて考えてる自分。全く集中してるんだかしてないんだか。冷静ではあるかもしれないけど。
大切なのは、「あ、しまった」という顔を見せない事。絶対に。
無事に形を終える。
最後の人がやってる間、同点に備えて第2形の練習をする。
やっぱり緊張してたんだろう、頭が混乱して良く出来ない。え?次なんだっけ?忘れたぁー。
あたふたしてる間に全員終わり、優勝が決まった!!!
準優勝のキャローが、「おめでとう。あなたの形、すごく素敵だった。私も生まれ変わったらあんなふうにやりたいわ。」と言ってくれた。素直に、うれしい。
『センセー、やったよ!勝ったよ!(*^^)v 』と、心の中でVサイン!!
To be continued........
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第33回 国際松涛館空手連盟 全米大会 ISKF US NATIONALS 2011 その1.速報、その2.スーパーシニア誕生、その3.こだわりのメダル、その4.下半身の安定性が鍵!、その5.形の予選、その6.組手予選、その7.集中あるのみ、その8.形で優勝!、その9.後の先、対の先、先の先、その10.組手で優勝!、その11.表彰式、その12.白い黒帯
***サプリ一口メモ***
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