第33回国際松涛館空手連盟全米大会2011 その6．組手予選

形ラウンドが終わり、組手の用意をする。
グローブをはめマウスピースをして、気持ちを闘争モードに持っていく。
すると、『昼休みに入りますので、組手は３０分後です。』とのアナウンスがあった。

え～、そんなあ。
せっかく体も温まってるのに、何よりムード盛り上げたのに、ガックリ。


予定の３０分が過ぎてもなかなか始まらず、テンション下がりっぱなし。
悪い癖、集中が途切れ、ポケっとしてしまう。

「形は決勝ラウンド決めたしな～、あーめんどうだなー。」とボケボケムードになっていたら、矢口先生がリングサイドに現れた。

「げげげっ！！！！完全に読まれてる。(^_^;)　これはがんばらにゃ.........」


もちろん気合全開にしましたとも！
相手をのんでかかり、勝ちを決め、決勝ラウンド進出を決めた。

予選最後の試合は、去年の１位と２位。
２年連続優勝の試合巧者、キャローには一昨年、圧倒的にパワーで勝るボナビーには昨年、負けている。

ボナビーの鋭い背手がキャローのテンプルを襲う。
ぎえ～、もの凄いタイミング、そしてパワー。ま、まじっすか？？


今度はお返しとばかりにキャローの迫力ある前蹴がズバっと入り、勝ちを決めた。

「ぶえ～～～、凄い前蹴り。ががぁ～～ん.......（先生、アタシ、どーしよー。）」
冷汗かいてる私の隣で、先生は、「あの前蹴り食らったら負けるよ。いいか、低い所からくる前蹴りに気をつけろ！」と言い残して去って行った。

ひゅぅぅぅぅ...........

「前蹴り食らったら負ける？じゃ、食らう前に食らわしてやれ！」
単純な私はこう考えました。

ごぉぉぉぉ～～～～．．．

目が巨人の星状態になったのは、もちろんです。


To be continued........

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第33回 国際松涛館空手連盟 全米大会 ISKF US NATIONALS 2011 その1．速報、その2．スーパーシニア誕生、その3．こだわりのメダル、その4．下半身の安定性が鍵！、その5．形の予選、その6．組手予選、その7．集中あるのみ、その8．形で優勝！、その9．後の先、対の先、先の先、その10．組手で優勝！、その11．表彰式、その12．白い黒帯


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