2011年1月24日月曜日

スーX-シャトルの怪


とある月曜日の朝、出張のため飛行機に乗る必要があった。フライトは午前9時。7時頃には空港入りしないといけない。空港まではスーX-シャトルを予約し、オンラインで料金も払った。5時50分に迎えに行くから、外で待っているように、との確認の電話も前日にかかってきた。外にいなかったら置いてかれてしまうのだ。

前日の夜、用意に手間取ってシャトルに乗り遅れてしまう、という生々しい夢を見たので、早めに起きて10分前には外に立っていた。

2日前に雪が降り、道路に30センチ程積もってる。でも今雪は降ってないし、車は通ってるし、道路状況はそんなにひどいようには見えなかったけれども、遅れるかもしれないなーと、凍えながら外で待っていた。

が、待てど暮せど来ない。
目立つところに立っているし、通る車は全部チェックしてるし、見落とすはずはない。
30分待ったところで電話してみた。何か、いや~な予感。

散々待たされ、たらい回しにされ、何回か電話した後、やっとまともに話せそうな人がでた。
「今日の朝5時50分に予約があるんだけどまだ来ないんです。」(この時点ですでに6時半)
「少々お待ちください、今確認します。」

すると、「あのー、今日は雪のため、シャトルは出ません。ピックアップはキャンセルです。」と信じられない事を言い出した。

「え、ちょっと待ってよ。昨日確認の電話もらったし、今日キャンセルなんて聞いてないよ!」
「はぁ~すいません。でもドライバーが車出せないって、四駆が必要だって言ってるんです。」と、寝ぼけた事を言ってる。
全米でシャトルビジネスを長年やっている大会社が、この程度の雪で来れないなんて信じられない。

でも来ない物はしょうがない。
すぐイエローキャブ(タクシー)に電話した。
しかし誰も出ない。
寒さのため携帯が凍えてしまったのか、バッテリーが変になり、電話が掛けれなくなった。
顔がこわばり、カラダも冷え切ってしまったので、とりあえず家に入り、暖まって仕切りなおし。

航空会社に確認すると、フライトはオンタイム、もう間に合わない。でも飛行場には行かねばならない。
こうなったらバスで行くしかない。

30分以上かかって歩いてバス停にたどり着いた。
それでも、歩いていけるのだからマシである。ボールダーに住んでたら無理。
このバス停はメインターミナルなので、建物の中で待ってられるし売店もある。

やはりバスもかなり遅れていた。
40分待って来たバスに乗り込むと、フリーウェイで渋滞に当ってしまった。
この時点ではもう雪はだいぶ溶けていた。
通常1時間のところ、1時間半かかってやっと空港に着いた。

当然飛行機は出てしまった後。カウンターで事情を話し、1時のフライトをスタンバイ(Stand-by、キャンセル待ち)することに。満席なのでわからないけど、グッドラック、と言われた。

その間にレンタカー会社に連絡し、予約の時間より4時間遅れるけど車は確保してほしい、と告げると「それは出来ない。予約はキャンセルになる。」と言い張る。
しかしここで諦めてはいけない。交渉あるのみ。
「わかりました。車の確保のギャランティーは出来ませんが(必ずこう言われるので、あまり気にしてはいけない)名前は入れておきます。」
これで一段落。

今度は飛行機。
他にもスタンバイしてる人は何人かいた。私はVIPメンバーなので最優先で呼ばれるはず。でもなかなか呼ばれない。そのうちスタンバイの人も全員乗ってしまった。

ゲートを閉められたらアウトである。
一体どうなっているのか係員に聞くと、「あら?おかしいわねー。アナタの名前ここにあるし、席は13Bよ。どうしてチケットがないのかしら?あらー、誰か他の人が乗っちゃってるわ。残ってるのは15Cだわ。じゃ、これどうぞ。」と渡されたのは、似ても似つかない男性の名前がプリントされたチケット。

あ、やられた。なんとも無責任。
「呼ぶからそこで待っててね。」と言われたのでおとなしく待っていたのだが、冗談じゃない。
やっと最後の一人として乗り込めた。良かったけど、疑問が残る。

「仕事」に対する「責任」って一体どこ?と聞きたくなるような一日だった。


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4 件のコメント:

  1. はじめまして。。。

    ほんと、この国っていいかげんで腹立つこといっぱいですよね。でも、何はともあれ、無事フライトに間に合ってなによりです。

    今回、ご意見を聞かせていただこうとコメントさせていただいております。
    アメリカ生まれのハーフで6歳になる息子がいます。ボルダー近郊の空手道場に1年ほどかよってます。まだまだ、上手ではありませんが本人は空手が好きで今のところ続けて行きたいと言ってます。もちろん、それには大賛成なのですが。。。。
    空手にはいろいろ流派があると存じております。我が家はこれからもアメリカ暮らしです。何も考えず、近所だからと、選んだ道場は白人のアメリカンの先生で沖縄空手です。すごくいい先生にはちがいないのですが、半分日本人の血が入っている息子。最近、日本人の先生(アメリカ在住の)から沖縄空手でない空手を習わせた方がいいのかなぁ?と考え始めました。
    それぞれ、考え方はちがうと思うのですが、日本人とアメリカンの先生。沖縄空手と日本空手(いろいろ流派がありますが。。。)。どう思われますか?
    流派がちがうとまったく違う空手スタイルとききました。
    アメリカで空手をされているとうかがい、質問させていただきました。
    お忙しいところ。。。すみません。
    よろしくおねがいします。

    返信削除
  2. こんにちわ。コメントありがとうございます。
    そうですねー、アメリカ人でも、日本の伝統を重んじてとてもトラディッショナルな空手をされる先生もおりますので、一概にアメリカ人、日本人、どっちがいいとは言い切れません。
    ただ、いい先生と呼ばれる方は、まず礼儀を重んじます。挨拶の仕方をきちんと教える。これは、空手の大基本です。
    そして、実際の稽古の内容は基本重視。特に基本の立ち方を何回も練習するところはマル。子供が飽きてしまうから?と、まるでお遊びの様な内容だったらちょっと疑問です。これは多分、稽古をご覧になっていればわかると思います。
    流派は星の数ほどあるので何とも言えませんが、私が所属しているのは、国際松涛館空手連盟です。前身は日本空手協会です。
    スポーツ空手が台頭してる中、空手を武道として捉えています。

    日本の空手を日本人の先生で、と考えられる気持ち、とても良くわかります。ボールダー近辺にも日本空手で日本人の先生はいらっしゃいますので、見学なり体験なりされるのをお勧めします。

    参考になりましたでしょうか?
    ご両親(特にお母様)も是非空手始めてください!
    一緒にやりましょう!

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  3. さっそくのアドバイスありがとうございます。

    6歳児のキッズ空手だからでしょうか、たぶん。。。まるでお遊びの様なクラスと言うのもあたっているような気がします。もう少し、この道場に通って、キッズ空手を卒業(7歳から)したらちがう道場にと、考えてもいたのですが。。。すべて、最初からのスタートになってしまうのなら今の道場での時間がもったいないような気がしてきました。

    ただ、本人は1年やって来て友達もいて楽しいようで新しい道場はいやのようです。本人が楽しいのが一番なのかもしれませんが、長い目で見て。。。いつまで続けるかわかりませんが。。。日本人の親として悩んでしまいます。

    おっしゃるとうり、日本人の先生の教室を見学させていただこうと思います。
    そうですね。。。私も始めれればいいのですが。。。ありがとうございます!
    でも、4歳の娘も息子と一緒に空手を習ってますよ。

    PICOさんは生徒は持たれないのですか?こちらのサイトをちょくちょく読ませていただいておりますが、すごく素敵な空手道(?)のような気がします。
    ほんと指導いただけたらうれしいのですが。。。

    ありがとうございました。

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  4. お返事ありがとうございます。現在指導員の資格を取るための研修中です。あと数年かかりそうです。
    4歳、6歳から習ってるなんてうらやましい限りです。将来楽しみですね!楽しいのが一番です。もう少し大きくなって、本人も空手に対して欲が出てきた時、道場や先生のことは本格的に考えるといいと思います。大切な事は続けることです。子供のうちは親御さんの協力なくしては出来ないので、是非続けさせてあげてください。
    正直な話、日本の文化と言葉がわかる人にとっては、空手は日本語でやった方がぴったり来ます。でも考えようによっては、空手を英語で習えるのはアメリカならでは。空手は国際的な武道なので、日英で出来れば全世界どこの国に行っても通用しますよ。本当です。
    どうも有り難うございました。
    空手、一緒にやりましょう!

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