2010年11月25日木曜日

第32回国際松涛館空手連盟全米大会 2010 その10.組手決勝ラウンド


組手の相手は、大柄な黒人女性。
身長差25センチ、体重差20キロはありそうだ。太ももは丸太ん棒みたいだー。
しかも手足が長ーーーい。

形で一緒だった二人は、過去に彼女と組手をしたことがあり、いろいろとアドバイスをしてくれた。
「とにかくリーチが長いから、絶対にまっすぐ入っちゃダメ!横に捌くのよ~」
「前蹴、狙ってくるから気をつけて」
「体が大きい割りに動きが早いのよね。後の先が得意だから、誘いに乗らないようにね。」
「私なんか、膝蹴くらってあばら骨折られたことあるわよ。怪我しないようにね~」
........(・・;).......あ、ありがたいアドバイス、ありがとう。生きて帰ってくるからね!

とにかく相手の懐に飛び込まないことには話にならない。そのチャンスをつかもうと、間合いを見計らう。
でもなかなか見切れない。
怖がっていてはダメだ。腰が微妙に引けてるのがわかる。だから、突きを出しても中途半端で遠いし、相手に脅威も与えれない。
その直後、強烈な前蹴りを腹に食らってしまった。一瞬、体がくの字になり、宙に浮いた。
ふえぇ~、すんごいパワー。痛いけど、怪我はしてない。骨もOK!


「白、技あり!続けて始め!」
あきらめるもんか、「よっしゃあああ~~~!!!」という掛け声と共に前に飛び出す。
チームメイトの体育会系ロシアンキャット、アリーナが「ダバイダバイDAVAI,DAVAI」(ロシア語で行け行け!という意味)と叫ぶ。
その声援を受け、果敢に攻撃を仕掛ける。
狙っていたのは、『対の先(たいのせん、ついのせん)』相手の動きを予知し、それに負けぬように動作を起こし、同時に仕掛けながらも一瞬早く打ち込んで勝つこと。

そう、相手が技を掛けた直後に懐に飛び込み、相手の技が終る前に極めるのだ。
だから、攻撃してきた時がチャンスなのだが、どうしても一瞬遅れてしまう。

ならば『後の先(ごのせん)』はどうだ。
受けて、攻撃。ブロック&カウンターってやつですな。
前蹴りが来る。下段払いで受け。しかし、そのパワーで体が飛ばされてしまった。体制が崩れカウンターが打てない。ううーーん、ちゃんと腰で受けてないからだッ!!腕受けはダメれす!!

彼女の逆突が来た。
遠い、または抜けてる、と思った。副審の白旗が見える。主審の「やめ!」コール。
ああ~~~、万事休す。天を仰ぐ私。
「白、中段逆突き技あり!あわせて一本、白の勝ち!!」

ううーーん、残念だけど、技ありも取れずに敗退。かなり悔しかった。
それでも、チームメイトのパムと仲良く3位。がんばった自分をほめてあげよう!


To be continued.......

大会の全ての結果はここをクリック!2010年ISKFナショナルズ結果

(^^)v第32回 国際松涛館空手連盟 全米大会 ISKF US NATIONALS 2010 その他のエピソードはこちら☆矢口マジックその1.速報その2.予選前夜その3.予選開始その4.形の予選その5.形予選突破その6.組手予選通過その7.決勝に向けてその8.開会式その9.全米チャンピオンその10.組手決勝ラウンドその11.戦い終わって.....


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1 件のコメント:

  1. だば~い!!PICO先輩! 
    柔良く剛を制す、とか、体格は武道に関係ないなんつー理想論をはるかに超えちゃった状態でしたよね。
    あの人だったらD武さんや庇護丼先輩とも互角に組手できそう・・・。 そんな相手にひるまず突っ込んでいく姿はとぉってもかっこよかったです!! PICO先輩は山州の誇りです。
    E---K---!!

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