2010年8月2日月曜日

日本空手協会総本部道場 その4.腰を切る!


次のクラスとの間に休憩時間はなく、すぐ3クラス目が始まった。
も、死にそう...
先生は、再び栗原先生だ。
何となくクラスの雰囲気が違う。
女性がいないのだ。
白人の背の高い女性が一人いるだけ。
とても「ハーイ」なんて言える雰囲気ではないので、神妙にしていた。
基本技、移動基本と進んでいく。
そして、自由一本が始まった。
2列になり、相手を変えてどんどんやっていく。

私はといえばもうへろへろで、気力でやってる状態。
マイルハイ(標高が高いという意味です)で鍛えてあるので、呼吸は荒くならない。けど、蒸し暑さにまいった!

相手の黒帯のおじさん方は、容赦なく当ててくる。当てると言うより、どすっと足をお腹に置かれる感じ?
蹴りをぐいっと押し込まれてる感じで、メチャ痛いのだ。
タイミングがうまく合わない。
間合いが遠くなる。暑さと疲れで頭がぼーっとして、体が思うように反応しない。

後でわかった事だが、このクラスは組手中心で、同じ時間に女性だけのクラスがあったらしい。一人だけいた白人女性は「ナンでオンナだけのクラスを受けなくちゃいけないんだ??」とのご意見らしく、勇ましく日本男児を相手にしていた。

栗原先生は多くを語らない。ほとんど、何をするかを指示するだけ。
例えば「次は、追突上段、前蹴、逆突をやりましょう。」と言う様に。

「直突、逆突の時、腰をこう、切るように使って、足は股関節をぐっと締める感じでやって下さい」と言いながら、実際にやって見せてくださった時、その腰の切れは、まるで鋭い短刀の様で、紙がそこにあったら、スパッスパッときれいに切れるんじゃないか、と言うほど鋭かった。

無駄な動きは何もなく、構えの体勢から腰がピッピッと、正に、切れた。
さすが、現役である。
こないだ全国で勝ったばかりだし...

いやもう、何と言うか、人目もはばからず、口をあんぐりと開けてボーゼンとしてしまった。
「え??ちょっと待ってください。今の、何???腰って、あんなに鋭くキレるもんなんっすか??えええ??」

まるで信じられない物を見た、と言わんばかり...です...

川和田先生も栗原先生も、どちらかといえば小柄な方だが、その体の厚みと前腕の逞しさ、そして特にモモの太さには目を見張った。
ブ厚い空手衣の上から、パンパンに張った丸太のようなモモが浮かび上がる。
やっぱり足腰は基本。
安定した技も、強い技も、速い技も、粘りのある技も、全ては下半身から!

ああ、いいなあ!!日本の空手!!!!!


To be continued......


('_')日本空手協会総本部道場その他のエピソード。その1その2.全国大会覇者、栗原選手その3.憧れの川和田先生その4.腰を切る!その5.小倉先生の特別形クラス!その6.日米空手事情、感謝の気持ちその7.日米空手事情、道場マナーその8.日米空手事情、伝統


***サプリ一口メモ***
太陽の恩恵を安全に!今話題のD3 活性型ビタミンD3!活性型D3は、骨・免疫・気分・血圧に重要です。

livey.comnjtpower.com

0 件のコメント:

コメントを投稿